日本損害保険協会は13日、加盟する損保25社が2001年度(2001年4月−2002年3月)に支払った車両保険の金額が約593億円だったということを明らかにした。ピークとされた前年度より支出が0.5%減少している。
車両保険は自損事故を起こした場合や、クルマが盗難されたことに対する被害を補填するもの。ここ数年、自動車盗難被害の増加により、支出が大幅に伸びる傾向があり、これが損保各社の収益を悪化させる一因にもなっていった。
2001年度の車両保険支出額は約593億円で、ピークとなった2000年度よりも0.5%とわずかながらに減少している。保険金の支出額が減った要因としては、メーカーなどがイモビライザーの装着車種を増やすなどの対策を行ったことが最も効果的と協会では分析しているが、盗難被害の多い一部車種では車両保険の加入が断られるというケースもある。また、警察庁が把握している盗難被害もわずかながらの減少傾向を示しているが、大きく減ったという報告はない。
このため、統計の数字上で盗難は減少しているが、それら未加入車種の分をプラスした場合、前年よりも増えていた可能性もあり、このあたり数字のマジックなのかもしれない。
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