自動車保険の比較見積もりサイト『保険スクエアbang!』を運営するウェブクルーは7日、サイトの利用者が4月末で30万人を超えたことを明らかにした。サイト開設以来3年半ほどで達成したこととなる。同サイトは必要事項を一度入力するだけで、最大15社もの自動車保険の見積もりが同時に獲得できることが自慢であり、今年度末までには利用者が50万人を突破するのではないかと予測している。
リスク細分型の自動車保険を販売する外資系の損害保険会社では、保険販売を人件費の掛からない通信販売に限定し、自社のWebサイト上でユーザーが必要事項を入力することで見積もりを行えるシステムを提供してきた。しかし、複数の会社で同じ条件の見積もりを得るためには、各社のサイトを渡り歩き、何度も同じ内容を入力するなどの手間が強いられてきた。
保険スクエアbang! を利用した場合、これまでのように各社のサイトを渡り歩く必要がなく、一括で複数の見積もりを取得できることから徐々に人気を拡大。サイト開設から3年半で利用者30万人を突破した。この数値は日本国内における個人向け自動車保険契約総数の1%弱のものだが、自分の考えで保険を選択するユーザーが増えてきたということは特筆に価すると言えるだろう。
興味深いのは同社が取っていたログから得られたデータ。同サイトを利用するユーザーが所有しているクルマのうち、最も多かったのがスバル『レガシィ』だったということ。利用者数は687人で、2位にランクされたスズキ『ワゴンR』の441人を大きく引き離している。スバリストは保険にも敏感ということだろうか?