カルソニックカンセイと並ぶ日産自動車系大手部品メーカーのユニシアジェックス(UJ)が、日立製作所が実施する株式交換により日立の完全子会社となることが決まった(既報)。同時に、10月1日付けで社名を「日立ユニシアオートモーティブ」に変更し、株式上場を廃止する。
今回のUJの完全子会社化は、日立グループが自動車機器関連事業を強化するための施策の一環である。日立はトキコや日立金属、国産電機など関連会社における自動車関連売上高を現在の6000億円から1兆円に引き上げることを目指している。今後、UJは日立グループにおける自動車関連事業の中核企業になる。
この完全子会社化に合わせて日立は、日産自動車出身の任田晃一郎社長に代わり、新社長として久野勝邦専務を新社長として送り込む。
UJの売上高は1754億7100万円(2001年3月期)。これまで、日産自動車が25.3%、日立が16.7%を出資していた。