17日未明、熊本県水俣市内の国道268号線を走行していた陸上自衛隊第8師団所属の大型トレーラーがカーブを曲がりきれず、道路脇の石垣に接触した。この弾みで搭載していた74式戦車が道路上に落下。現場付近の道路がおよそ4時間に渡って片側通行となった。
事故が起きたのは17日の午前1時40分ごろで、熊本市の陸上自衛隊第8師団・第8後方支援連隊の大型トレーラーがカーブを逸脱したまま、道路端にあるコンクリート製の農地用土どめに乗り上げる形で真っ直ぐ進み、前方の石垣に接触。接触の弾みでトレーラー部分に搭載されていた74式戦車を支持するチェーンが緩み、そのまま後方に落下した。
現場は細かいカーブが続く道で、警察ではトレーラーを運転していた隊員の単純な運転ミスとして、事故当時の事情を聞いている。
この戦車は21日に開催される北熊本駐屯地でのパレードに使われるために輸送中で、弾薬などは搭載していなかったとされる。