「主観は異なる」かもしれないが、真実というのはひとつでしょう

京都府警は3日、無免許運転による事故を隠蔽するため、自分の妻を身代わりの容疑者に仕立て上げたとして、京都市に在住する30歳の男を道路交通法違反(無免許運転、ひき逃げ)、犯人隠避教唆の疑いで逮捕したことを明らかにした。

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京都府警は3日、無免許運転による事故を隠蔽するため、自分の妻を身代わりの容疑者に仕立て上げたとして、京都市に在住する30歳の男を道路交通法違反(無免許運転、ひき逃げ)、犯人隠避教唆の疑いで逮捕したことを明らかにした。

問題となった事故が起きたのは今年1月20日の深夜。中京区の交差点で26歳男性の運転する乗用車に別のクルマが衝突。そのまま現場から逃走した。男性は全治2週間のケガを負い、警察ではひき逃げ事件として捜査していたが、翌21日に運転していたという女性が出頭してきた。

警察では2月上旬になって現場検証を行ったが、被害男性が行った証言と、運転していたという女性の証言に食い違いが多く、衝突地点も異なっていた。また、この女性は出頭時に「事故を起こしたことに気が付かなかった」と証言していたが、被害を受けた男性は「あの衝撃で気がつかないはずはない」と反論していた。だが、警察では「事故の主観は立場で異なる」として、当初はこれを全く受け入れなかった。

しかし、男性はその後も事故の再捜査を再三に渡って要求。警察で改めてこの男性から事情を聞いたところ、結果として別人が運転していたという可能性が高くなり、女性の夫の存在が浮上。任意で事情を聞いたところ「無免許運転が発覚することを恐れて逃走した」という供述が得られたため、この男性を逮捕している。

警察では「結果的に身代わり出頭に気がつかなかった。関係者にはご迷惑をおかけしました」とコメントするに留めている。
《石田真一》

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