【PS2 WRC】リアルな路面を読みながら、コース幅を目いっぱい使って振り回す!!

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【PS2 WRC】リアルな路面を読みながら、コース幅を目いっぱい使って振り回す!!
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現在発売中のプレイステーション2(PS2)ソフト、『WRC−ワールド・ラリー・チャンピオンシップ−』。特徴のひとつはWRC公認ゲームであるところで、各ラリーのゲームスタート前に実写ムービーが挿入され気分を盛り上げてくれる。

気になるグラフィックもPS2の性能をいかし、美しく仕上がっている。さまざまな環境のなかで行われるラリーだからこそ表現力の高さが問われるが、砂塵や雪、コースの凹凸、泥道、また走行中のダメージや泥はね、排気ガスによる汚れまで再現されており、リアリティは抜群だ。

見た目が現実に忠実でシビアなラリーシュミレーターのようではあるが、実際はクルマの動きは既存のレースゲームに比べて親しみやすいものとなっている。操作系の難しさはなく、例えばステアリング操作もデジタル/アナログとも思いどおりのラインを選ぶことができる。そういう意味でのストレスはまったくない。

そのいっぽうで、路面状況やクルマのセッティングに対する挙動変化はシビア。とくに路面コンディションによるタイヤのグリップは大幅に異なるので、慎重に観察したい。例えばターマックでも雪で覆われている部分はグリップしないし、除雪されたコース脇にリアタイヤをのせると大きく姿勢が乱れる。

操縦テクニック的には、コーナーで大きくアングルをつけて、脱出方向にクルマを早めに向けることがポイントだろう。コース幅を目いっぱい使って振り回すわけだが、マイルストーンなど思いがけない罠があるので注意したい。高速でヒットするとクルマにダメージを与え、レーシングスピードを維持できなくなる。

コ・ドライバーが読み上げるペースノートも集中して聞きとるとタイムアップにつながる。矢印やコースマップでもナビゲーションしてくれるが、耳で聞き取ることで進路を判断できれば、目は運転に集中できるのでミスを減らすことができる。もちろん、コースをすべて頭に入れられればパーフェクトだ。

最近のリアリティ追求型のレースゲームは手軽に手をつけられないほどの難易度で、その中でもラリーを題材としたゲームは敷居が高かった。今回登場したWRC−ワールド・ラリー・チャンピオンシップ−はそのあたりのバランスをうまくとり、なおかつマニアも納得させる要素も兼ね備えている。ラリーファンのみならず、クルマゲームファンなら買って損はない作品といえる。

なお、GT-Force(ハンドルコントローラー)にも完全対応しているが、今回テストすることはできなかった。フォースフィードバックに関してはノーコメントとさせていただく。

WRC(C)2001 Sony Computer Entertainment Europe. All rights reserved. Published under licence from Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Evolution Studios. An official product of the FIA World Rally Championship licensed by International Sportsworld Communicators Limited.

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