24日夜、長崎県大村市の国道34号線の交差点で、国道を直進していたクルマと、側道から一時停止を怠って交差点内に進入したクルマが出会い頭に衝突。国道を走っていた側のクルマに乗っていた生後5カ月の乳児が車外放出となり、死亡するという事故が起きた。
事故が起きたのは24日の午後10時30分ごろで、34歳女性の運転する乗用車が大村市内の国道34号線を直進していたところ、側道から国道に進入しようとした68歳男性の運転するクルマと出会い頭に衝突した。この事故で女性側のクルマの後部座席に乗っていた生後5カ月の乳児が、衝突の衝撃で車体後部右側を突き破って車外に投げ出され、全身を強く打って即死した。
警察の調べによると、事故当時この乳児はベビーベッド型のチャイルドシートに寝かされていたが、途中で泣き出したため、信号待ちの際に、ドライバーが固定するベルトを緩めていたという。それから数分も経たないうちに事故に巻き込まれた。
警察では68歳のドライバーが、一時停止義務を怠って交差点に進入した疑いが強いとして、このドライバーのケガの回復を待って事情聴取を行う方針だという。