またもや発覚!! 免許失格期間の周知徹底はできているのか?

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警察の免許課職員が1998年4月に改正された道路交通法の免許欠格期間の解釈を誤っていたため、本来は資格のない人にまで免許が誤発行された問題は何度もお伝えしているが、北海道と長崎でも同様のミスが起きていたことが明らかになった。それぞれ32人、29人に誤発行されていたという。

北海道警がミスを明らかにしたのは19日。これまでのケースと同様、道警の運転免許課職員が免許取り消し者に対する欠格期間を勘違いし、本来は4年であるのに改正前の2年を適用したために起きている。問い合わせをしてきた84人に対して、誤った欠格期間を伝え、このうちの32人に対して免許の発行を行ってしまった。

長崎県警の発表は20日で、こちらも同様に57人の問い合わせ者に間違った欠格期間を案内、うち29人が本来の欠格期間であるにも関わらず、免許を取得してしまった。

北海道、長崎ともこれまで発覚した青森、兵庫、群馬などと同様に、取得者に不利益があるとして新たに発行された免許の失格は行わないという。今回の発覚で誤発行は1道4県となったが、ここまでくると実は全国規模で発生しているのではないかと疑いたくなる。

《石田真一》

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