火災に追突---2件の事故で物流ルートがシャットアウト

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15日未明、事故による通行止めで止まっていた最後尾のトラックに、後方から走ってきた別のトラッマが追突、このトラックの運転手が死亡するという事故が起きた。物流トラックで混み合う深夜の道路が数時間シャットアウトされたことで、大混乱となった。

警察の調べによると、最初の事故が起きたのは15日の午前1時ごろ。奈良県天理市内の名阪国道大阪方面行き車線を走行していたトラックの運転手がタイヤのパンクに気がつかないまま走行していたところ、ホイールの摩擦熱などから出火、火が車体にまで燃え広がった。火は40分程度で沈下したが、警察などによる現場検証や点検作業のため、日本道路公団では3時40分までの予定で名阪国道を両方向とも通行止めにしていた。

現場となった名阪国道は、関西−中部間の物流ルートとして使用されるため、深夜に関わらず現場を中心に渋滞が発生。逃げ道を失ったトラックが列をなしていたところ、最後部に止まっていたトラックにわき見運転をしていた別のトラックが追突。このトラックの運転手が死亡するという、もう一件の事故が発生してしまった。

2件目の事故発生によって名阪国道の混乱はさらに続き、完全復旧したのは午前6時を過ぎた頃だったという。

《石田真一》

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