ブレーキが壊れて止まれなかった? 山形県で不可解な交通事故

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13日の正午ごろ、山形県上山市の市道交差点で、53歳男性の運転する乗用車が、前方で信号待ちをしていた2台のクルマを対向車線側から追い越す形で交差点に進入し、対向車線側で同様に信号待ちをしていた小型トラックと正面衝突する事故を起こした。この事故で信号無視をしたクルマに乗っていた4人のうち、1人が死亡、3人が重傷を負った。

事故が起きたのは13日の午後0時10分ごろで、上山市の市道交差点で信号待ちをしていた2台のクルマを避けるかのように、後方から走ってきたクルマが対向車線側を走り、そのまま交差点に進入した。対向車線側では52歳の男性が運転する小型トラックが同様に信号待ちのために停車していたが、このクルマはそのままこのトラックに正面衝突する形で突っ込んだ。

この事故で信号無視をしたクルマに乗っていた4人のうち、後部座席に座っていた83歳の男性が頭などを強く打ち、2時間後に死亡。運転者を含めた3人も重傷を負った。また、正面衝突されたトラックは弾みで後退し、後方に止まっていた2台のクルマに玉突きする形となり、こちらも2人が軽傷を負った。

山形県警は現場にブレーキ痕が全くないことから、信号無視をしたクルマがブレーキに何らかの故障を起こし、減速できないまま交差点に進入した可能性もあるとして、運転していた男性の回復を待ち、詳しい事情を聞く方針だという。

《石田真一》

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