【春闘2002】「今の好調は持続せず」---トヨタもホンダもベアには慎重

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自動車春闘が13日の指定回答日を前に大詰めを迎えている。大手メーカーの交渉はボーナス満額を確保し、ベアをめぐる攻防が最後まで続いている。

自動車メーカーの春闘は1000円のベースアップを要求する組合側と、ベアに慎重な経営側の隔たりが大きく、先週末になっても交渉は平行線のままだった。相場のリード役となるトヨタは、国内景気の低迷や物価の下落を理由に、経営側が頑なな態度のままだ。

しかし、ベアゼロで終わればグループ傘下の部品メーカーもそれに追随するとみられ、賃金の底上げを図りたい部品メーカーの組合にとっては痛手となる。このためトヨタの組合側は数百円でもベアを確保したいところだ。

ホンダも厳しいベア攻防が続いている。年間一時金の満額はほぼ確実な情勢となったものの、このご時世、ベアには経営側がかなり慎重になっている。週末の一部報道では“ホンダ ベアゼロ”の見出しも飛び出し、従来の春闘とは違った雲行きを見せている。

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《編集部》

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