兵庫県警は8日、駐車トラブルを巡って大学院生が暴行を受けて殺害された事件で、神戸西署員が暴力団関係者の犯行と知りながら、内規で定められている県警本部の暴力団対策課への連絡を怠っていたことを正式に認めた。今回の事件では警察の様々な不手際が明らかになっているが、それがまたひとつ増えたこととなる。
兵庫県警では、交通事故や路上トラブルなどで暴力団関係者が関係していると現場の捜査員が判断した場合、所属している警察署の暴力団担当課を通して、県警の暴力団対策二課に通報することが決められている。これは暴力団関係者の絡んだ事件が、傷害や恐喝など別の事件に発展する可能性があるためで、通報を受けた場合はただちに現場に駆けつける体制が用意されている。
ところが今回の事件発生時、神戸西署では暴力団関係者が事件に関与していることを知りながら、県警への報告は事件発生から32時間以上が経過した5日午前で、大学院生が遺体で発見されるわずか数時間前のことだった。
県警の暴力団対策二課には事件発生当日も捜査員数人が待機しており、神戸西署からの報告があればただちに初動捜査に入れる体制は準備されていたという。
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