自動車工業振興会は、ビデオ「純国産車オートモ号誕生」と、昨年の東京モーターショーの記録ビデオとDVDを完成させ、配布・販売することを明らかにした。
オートモ号は昨年のモーターショーのテーマ館で、「その時−日本の技術が時代のトビラを開いた−みえない名車を見る−」に連動させて展示された日本初の輸出車。ビデオでは、大正時代に自製の工作機械、治具で約300台の純国産乗用車を製造・販売し、1925年(大正14年)には「オートモ号」を初の輸出車として上海に送り出した豊川順弥氏の情熱を通して日本の自動車産業のルーツを紹介している。2600本を製作し、都道府県の交通安全協会や交通安全対策室、全国の自動車教習所などに配布する。一般の人への貸し出しにも応じる。
また、昨年の東京モーターショーの公式ビデオも完成した。こちらは自動車ライブラリーで貸し出すとともに、ビデオを2000円で、同内容のDVDを1万円で3月14日から販売する。