埼玉県警は20日、東京外環自動車道などで恒常的にスピード違反をしていたとして、29歳の男を道路交通法違反(最高速度違反)で逮捕したことを明らかにした。直接の逮捕容疑は昨年12月に起こした違反行為だという。
警察の調べによると、この男は昨年12月9日の未明、埼玉県戸田市付近の東京外環自動車道外回り線で80km/hの制限時速を大幅に超える161km/hで速度違反自動取締機(通称:オービス)の下を通過。その後、内回り線でも172km/hをマークしたとされる。
県警高速隊はこれまで8回の出頭要請を行ってきたが、この男性はこれを無視したため、極めて悪質なケースと判断し、逮捕したという。
最高時速を大幅に超える速度違反では、免許取り消しなどの行政処分はもちろんだが、単なる罰金では済まされず、刑事罰の対象にもなる。埼玉県警では同様のケースで恒常的に速度違反を犯す悪質な容疑者に対しては、今後も厳しい対処を行っていく方針。