偽札の技術があるなら、高速回数券だって簡単---7万枚!!

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大阪府警は19日、1000円札を偽造し、大阪や神戸などで使っていた疑いで逮捕された男が、偽札作りと同様の手口で阪神高速道路の回数券も偽造していたとして、この男の家から偽造された回数券を押収していたことを明らかにした。

大阪や神戸では昨年夏ごろから自動販売機で使用可能な偽1000円札が相次いで見つかったことから、警察では慎重に内偵捜査を進めてきた。その結果、テレホンカードの自動販売機に偽札を30枚近く投入していたとして、今月15日に大阪市住吉区在住の男女を偽造通貨行使の疑いで逮捕。この男女が住んでいた家の捜索を行ったところ、偽造紙幣の代わりに、偽造された高速道路の回数券が発見された。警察が2人を追及したところ、逃げている共犯の男が約7万枚の偽造回数券を手に逃亡していることが明らかになった。

偽造された回数券は真券をスキャナで読み込み、パソコンを使ってプリントしたもの。確認されているだけで「A1705952」、「AA138231」、「AJ980890」、「AJ990890」の4種類があるという。真券よりも色が若干薄く、字が太いことが特徴だが、逮捕された男は逃げた男に「換金目的で7万枚を渡した」と供述しており、警察では金券ショップで換金される可能性もあるとして注意を呼びかけている。

《石田真一》

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