福島県警は17日、仲間5人と交通事故を装い、損害保険会社から570万円を騙し取ったとして主犯格の男ら6人を逮捕したことを明らかにした。主犯格の32歳男性は自分の住んでいた家に逮捕して保険金を騙し取ろうとした容疑もあり、逮捕は今回が6回目だという。
警察の調べによると、この6人は昨年3月11日の午後9時ごろ、福島市の市道交差点でワゴン車と軽自動車を故意に追突させた疑い。事故後、保険会社に対して6人分の治療費や休業損害金などの保険金570万円を請求していたという。
ところが主犯格の男はその後、自分の住んでいた家に放火した罪で逮捕され、同様に火災保険金を騙し取ろうとしていたことが発覚。保険会社が再調査した結果、休業損害部分についての詐欺行為が発覚したため、警察に被害届けを出していた。
警察では他にも余罪があるとみて、この男らを厳しく追及しているという。