暴走族は暴力団と一体化している---広島県警が調査結果を発表

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広島県警は10日、暴走族の現役メンバーやOBが指定暴力団と深い関係があるという実態を公表した。「指定暴力団の準構成員として新たに加わった」として、警察が確認した105人中42人が暴走族と何らかの関係があると認定している。

広島では暴走族の現役メンバーを、暴力団組員などがバックアップするという「面倒見」というシステムがある。トラブルの際には暴力団が組織的なフォローを行うというものだが、その見返りとして上納金を納める必要がある。暴走族と組の橋渡しをするメンバーを準構成員の扱いにして、組事務所への出入りなども積極的に行わせているという。

準構成員は暴力団側が正式な組員として認めていない、いわばフリーランスの立場だが、警察によるとその実態は通常の組員と何ら変わらないとされている。指定暴力団の組員は暴力団対策法などで身動きが取れなくなっているが、こうした組織外の人材を使ってこれまでどおりの犯罪行為を行っているという見方もある。

警察が「暴走族と関係が深い準構成員」として認定した42人中、7人は現役のリーダー格で、暴走族OBの面倒見が5人いるとしている。

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《石田真一》

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