山梨県内に立ち入らせるな!! 警察の「初日の出暴走対策」はさらに強化

自動車 社会 社会

関東一都六県の各警察本部は、暴走族の恒例行事となっている「初日の出暴走」を阻止するため、12月30日から2002年1月6日までの間、主要高速道路のインターチェンジなどでの規制を強化する「平成14年初日の出暴走対策」の概要を明らかにした。

関東地方を勢力圏とする各暴走族は示威活動のため、例年12月31日深夜から1月1日早朝に掛けて、山梨県の河口湖を目指す「初日の出暴走」を行っている。中央自動車道を低速で走って、他のクルマの通行を妨害したり、サービスエリアを占拠するなどの迷惑行為が行われ、暴走族同士の抗争に巻き込まれてケガをしたり、クルマを破壊されるなどの行動も目立つなど、近年凶悪化の一途をたどってきた。

各警察本部では一昨年から「基本的に中央道まで侵入させない」という方針を取り、主要なインターチェンジでの警備を強化。改造バイクや改造車などを首都高への接続地点でシャットアウトするという作戦を行っていた。

今年はこれをさらに強化し、トラックなどに積載した状態で山梨県内へ改造バイクを運び込むことを防ぐため、不審と判断されたトラックの荷室検査を12月30日未明から行うことや、12月30日以前にトラックを運び込むことも考えられることから、大規模な駐車場を持つショッピングセンターなどへ「不審なトラックが止められていないか?」という情報提供を求めたり、山梨県内での違法駐車トラックの摘発強化など行うという。

また、埼玉県警などではこれに先立ち、県下で暴走族の一斉摘発を実施。すでに100人近くを検挙し、改造バイクなどを押収。物理的に「走ることができなくする」といった対策も実施している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集