先月、倒産申請を行い、現在は裁判所の管理下におかれているプロスト・グランプリ。再生への最後の期限が近づくにつれ、アラン・プロストは最悪の事態を恐れているという。
「1月14日までにパートナーが見つからなければ、それはプロスト・グランプリの終焉ということになるだろう。2、3進んでいるプロジェクトがあって、そのうちの1つをメインに押し進め、サインする直前まで行ったんだ。しかし結局は、そのパートナーがチームの財政を救ってくれるものではないことが判明した」とプロスト。
当初はスポンサー探しに楽観的だった元ワールドチャンピオンも、次々ととん挫する話し合いに、最近はかなり意気消沈しているという。プロスト・グランプリは300人のスタッフを抱え、負債は1900万ポンド(約40億円)に上ると見られているが……。