【会田肇のITSショー総括】「より身近に感じる」初の一般向けショー

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【会田肇のITSショー総括】「より身近に感じる」初の一般向けショー
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ITSというとどことなく遠い世界の出来事のように感じている人も多いはず。しかし、実際にはそうしたITSの世界は少しずつ生活の中に入り込んできている。去る11月30日にサービスエリアを拡大したETCもその一つ。そんな状況の中、このITSの世界をより身近に体験してもらおうと企画された「自動車交通情報未来展2001年」=ITSショー2001が大阪市にあるインテックス大阪で11月30日より12月3日まで開催された。

このイベントでは国内外から多数の出展者を集めることで、多彩なITSの展示が見られると同時に、ITSとは一体どのようなものなのか、またどのように便利になるのかを「体感! ITSタウン」にてシュミレーションによって体験することができることがポイント。体験会ではコンパニオンの誘導に従い、各コーナーごとに説明を受け、実際の使われ方が説明され、最後にキャッシュレス化によって可能となったショッピングを体験しながら清涼飲料水をGETして終了となる。この体験会は20分程度。あくまでシュミレーションなのでちょっと現実味は薄かったが、ITSの内容をおおまかに把握するには最適と思えた。

展示ブースでは各社がコマごとに展示しており、各社自慢のITS関連機器がところ狭しと展示された。松下電器産業や三菱電機、トヨタ自動車グループなどが東京モーターショーでもお馴染みの展示を行ったほか、政府関係の展示も多く、将来のITS社会を把握するには最適なショーとなった。この中で意外と目立ったのは駐車場関連業者の展示。しかし、注目のDSRCによるパーキングシステムを展示するところも一社もなく、現段階で現実味のあるキャッシュレス利用に関する展示のみにとどまったのは残念だった。

《会田肇》

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