バイパーのオーナー優遇作戦は吉か凶か

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バイパーのオーナー優遇作戦は吉か凶か
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クライスラーのダッジ部門では、現在のダッジ『バイパー』オーナーに対し、来年秋にデビュー予定の新型『バイパーSRT10コンバーチブル』の内示会を行う。もし現在バイパーを所有している人々が来年1月10日までにオーダーをすれば、発売開始から待たされることなく最初の出荷でクルマが届けられることになる。

ダッジはバイパーについて、オーナー優遇の方針をこれまでも強力に打ち出して来た。たとえば96年に『バイパーGTSクーペ』が発売された時も、最初に購買する権利を与えられたのは『RT10』のオーナーだった。これはバイパーが「少数の熱狂的なファン」に支えられて来た車であり、こうしたオーナーへの感謝の気持ちからとられている方針なのだ。

バイパーは発売と同時にほとんどが売り切れる人気車種だが、その特殊性を保つためにも生産台数は限定されている。来年秋の新型バイパーも、すでに予約が殺到しているが「必ず発売と同時に買えるという保証はできない」とダッジディーラー。そこで今回のオーナーへの特別内示が実施された。

2003年バイパーSRT10は、世界で唯一の500/500/500、(排気量505立方インチ=8275cc、出力500hp、トルク500ポンドフィート=69.2kgm)エンジンを誇る、最強のバイパーモデルとなる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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