「やり方が汚いぞ」との声にも負けず---自転車の高校生を取締り

自動車 社会 社会

静岡県警・清水警察署は10日、市民から「危険だ」と苦情が殺到していた自転車通学の高校生に対して、初の一斉取締りを実施。結果として14人を一時停止違反や信号無視などの道路交通法違反で検挙したことを明らかにした。

清水署管内では高校生が運転する自転車の事故が多発しており、「運転があまりに自己中心的すぎるのではないか?」という市民からの苦情も目立っていた。このため、異例ともいえる交通取締りを行うこととなった。

普段はクルマのスピード違反などの取締りを行っている交通課の警察官が街頭に立ち、信号無視などをした自転車を止め、違反事実などを伝えて違反キップを作成した。検挙された高校生からは「やり方が汚い」など批判の声も上がったが、道交法上では自転車もクルマと同様に扱われることを説明し、理解を求めたという。

今回摘発された高校生には青キップが交付され、反則金の納入や家庭裁判所への送致などが行われる。つまりクルマやバイクで捕まったのと同様の処分が下されるというわけだ。警察では今後も月2〜3回のペースで同様の取締りを実施していきたいとしているが、自転車の運転にもモラルが必要ということなのかもしれない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース