『我来也』(ガライヤ)は日本国内で自動車として認められる形式認証に必要な衝突試験を行なっていない。開発責任者でオートバックス・スポーツカー研究所(ASL)の解良喜久雄・取締役は、「危ないとは認識していない」と説明する。
ガライヤはやはり解良氏が開発したトミーカイラ『ZZ』と構造に共通性が多い。ZZはほとんどがレースで走行しておりクラッシュの件数も多いが、メインフレームが曲がるようなことはなく、乗員が入院するような事故もないそうだ。
バックヤードビルダーの歴史のあるイギリスでは、ガライヤのような少量生産車種は、型式認定に大手メーカーの量産車種に必要とされる衝突試験は求められない。ガライヤはイギリスで形式認証され、イギリス車として日本に輸入されるのだ。ASLの白木裕次・取締役は、ガライヤあるいは将来のモデルの日本国内での形式取得は「検討課題」としている。