第39回となるヨーロッパの2002年カーオブザイヤーはプジョー『307』に決定された。ヨーロッパ21カ国、55人のジャーナリストの会議と投票によって決められた。プジョーが受賞するのは69年の『504』、88年の『405』と合わせて3度目。
307はハッチバック(3/5ドア)しか設定されていないが、発売以来7カ月で25万台が90カ国で販売された。本国フランスでは7万2000台を受注した。
307が評価されたのは次の各点。まずクラスでもっとも技術的に進化しており、安全性も最高レベルにある。またクラスでも大型の車体を持ち、ヘッドルームとレッグルームの広いことが特筆される。また素材の選択や解体のしやすい構造によって廃車後のリサイクルがしやすいなど、プジョー史上もっとも環境に配慮されたクルマでもある。