オートバイテル・ジャパンは9日、2002年度の事業計画を発表した。売上高は01年度の2.6倍にあたる6億円を目指す。同社は米国オートバイテル社の日本法人として99年からインターネットサイトを通じた新車・中古車の販売仲介業をスタート、今年10月末で創業から満2年が経過した。
01年度の業績は売上高が2.3億円となり加盟ディーラー数も日産やホンダなどを中心に400社に拡大、ユーザーからの見積もり依頼も36万件に達した。ただ、実際の販売につながったのは年間で約1500台と成約率は10%にとどまっている。国内最大シェアのトヨタ系ディーラーの加盟が圧倒的に少ないことが要因の一つと見られるが、トヨタ系でも徐々に加盟会社数は増えていく見通しだ。
02年度はEメールによる販促・商談の提案などディーラー支援業を拡大し売上高の5割弱を販売仲介以外の部門としていく方針。販売仲介部門は01年度の3倍にあたる5000台以上の販売を目指すが、売上高に占める割合では現在の8割から5割程度に減らす方針だ。