フォード・モーターは、北米のホワイトカラーを中心に年内に4000〜5000人を削減すると発表した。
10−12月期に人員削減費用など7億ドル(約840億円)、自動車関連のベンチャー企業や電子商取引の会社を整理するため、7−9月期に2億ドル(240億円)の特別損失を計上する。人員削減については早期希望退職を募集する。5000人という人数はホワイトカラー全体の10%に当たる大規模なもの。
フォードはファイアストンのリコール問題から巨額の費用がかかっているのに加え、リコール問題で販売も低迷、大幅赤字を計上した。一方のブリヂストン・ファイアストン(BFS)も北米の主力工場の閉鎖と人員削減を進めており、リコール問題で両社痛みわけとなった。