26日、高知県南国市内の高知自動車道で、事故処理を行っていた高知県警の高速隊員3人が、後方から走ってきた別のトラックに次々とはねられ、うち1人が死亡、2人が重軽傷を負うという事故があったが、追突したトラックが1トン超の過積載だったことが明らかになった。
警察の調べによると、警官をはねたトラックの運転手は事故直後に「車線閉鎖に気がつくのが遅れ、前の車に追突しないように急ブレーキをかけたところ、コントロールを失って突っ込んだ」と証言していた。しかし、警察でこのトラックの積荷を調べたところ、本来は2.25トンしか積載できないのに、事故当時は重さが3.2トンある空調機器を運んでいた。
事故現場は緩やかな下り坂で、警察では「前方不注意が事故の原因だが、過積載のために止まれなかった疑いが強い」と見て、トラックの運転手からさらに事情を聞く方針だという。