新型BMW『7シリーズ』は、日本で販売が開始される時点で、2種類のV8エンジンが準備される。「735i」には3.6リットルV8エンジンが搭載され、272bhpに266lbftトルクを出力。もういっぽうの「745i」はというと、4.4リットルV8エンジンで、333bhpに332lbftトルクを出力する。
両方とも新開発で、VANOS:ダブル可変バルブタイミング・システムという新しいバルブトロニック技術を採用する。バルブのリフトを変え、エアフローを細かくコントロールする技術だ。DIVA(Variable Intake Manifold System)と呼ばれる、可変インテイク制御システムも画期的な技術だ。
V8エンジンモデルに加え、プライスが低めの3.0リットル直列6気筒エンジン(231PS)搭載の「730i」も将来リリースされるという噂。というのは、開発当初はビッグサイズのサルーンに対する期待の声が大きかったものの、徐々にその需要が減ってきているからである。この730i、実際姿を見せるのは2003年以降になるとのこと。
また、写真にある標準ボディ7シリーズに加えて、「760Li」という長いホイールベースを特徴としたラグジャリー・モデルも、仕上げの真っ最中。来年3月、ジュネーブ・モーターショーで世界デビューを果たした後、日本では来年の6月から販売が開始される予定。最先端のマルチメディアおよびコミュニケーションキットが、この760Liの自慢である。
このBMWトップクラスのニューモデル、パワフルな6.0リットルV12エンジンを搭載。このエンジンは400bhpの出力に400lbftを超えるトルクを発生すると噂され、またそれに手を加えたエンジンが今度リリースされるロールスロイスに使われるらしい。