三菱自動車工業の園部孝社長は20日、ハイブリッドなど低公害車の市販化に対し「当社でもGDIエンジンとモーターのハイブリッド車を試走させているが、問題なのはコスト。現状では、1円でも利益が出来るクルマじゃないと…」と、日産自動車のゴーン社長と同じく収益重視の姿勢を見せた。
燃料電池車に関しても「ダイムラーやトヨタは1000人くらい専任のエンジニアを抱えている。2007年頃からグループ内で重複する開発投資は行わなくなるだろう」と述べ、燃料電池の開発をグループ内で段階的に集約する方針を示した。
燃料電池に関しては三菱重工も開発をしているが「アチラは住宅など固定用が中心で、自動車用と設計思想が異なる」と話した。