【トヨタF1ドリーム】タイトル獲得は先の「夢」

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先週の金曜日にトヨタが2002年F1チャレンジャーの第1号をマスコミに発表したことは既報のとおりだが、世界第3位のクルマメーカーであるトヨタはすでにラリー、ルマン、CARTといったカテゴリーに挑戦し成功を収めていても、F1ですぐに結果が得られると楽観視はしていない様子。

「成功できるかどうかは、チーム全体の強さ、執念、情熱にかかっている。目標は簡単には達成できるものではないし、時間もかかるだろう。我々の使命はまずできるだけベストのマシンを作ること。それが成し遂げられてから、初めてタイトル獲得のことを考えよう、というか夢を描くことにしよう」とTMGのオベ・アンダーソンは語る。

F1にフル参戦するためには莫大な費用と設備を必要とするが、それをしてまで新たなカテゴリーに挑戦しようとする背景には、F1がサッカーのワールドカップやオリンピックに次ぐ視聴者数を誇るスポーツであること、そしてトヨタの若いスタッフの情熱があったとコメントを付け加えた。

ドライバーとして決定しているミカ・サロは、「トヨタにとってだけでなくF1全体にとっても、トヨタがコンペティティブであることが求められる。F1は強力な新勢力を必要としているからね。それがトヨタになってくれればと願っている。そしてそのために僕がここにいるんだ」と決意を語った。

《編集部》

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