【ランエボ7デビュー】アクティブ・センターデフは、ターマック、グラベル、スノーで切り替え可能

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【ランエボ7デビュー】アクティブ・センターデフは、ターマック、グラベル、スノーで切り替え可能
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『ランエボVII』の最も注目すべき新メカニズム、それがACD(アクティブ・センター・デフ)だ。従来のVCU式に代わり、油圧式多板クラッチ式を採用。従来型の3倍以上の作動制限力と、さらに電子制御することで、ドライバーの操作や車両状況にきめ細かく対応した駆動力を得ることを可能にしている。

ACDでは、「モータースポーツでの使用を前提に、タイム短縮にとって重要な駆動性能を向上させつつ、操縦応答性を高めるために」(資料より)、駆動力の配分は従来どおり前輪:後輪=50:50に設定。そして、あらゆる状況でより確実な駆動力を得るために、従来のVCU(ビスカス・カップリング・ユニット:封入されている液体の粘度を利用して駆動力を分配するシステム)式に代わり、油圧多板クラッチ式を採用している。

そしてこの油圧多板クラッチでは、VCUの3倍以上の作動制限力を確保すべく、高面圧下での耐久性と応答性に優れ、機械式LSDにも採用されているスチールプレートを採用している。さらに、このクラッチを押し付けるピストン油圧を、各種のセンサーが検出したドライバーの操作や車両状態にあわあせてコンピューターで最適制御することによって、センターデフの作動制限をフリー状態から直結4WD状態まで、自在に制御するという。

つまり、たとえばアクセルを踏み込む加速時には作動制限力を大きくして直結4WD状態に近づけて、駆動力を確実に路面に伝える。またハンドルをすばやく切りこむような状況では、作動制限をフリーに近づけて、旋回性能を高める、というわけだ。

さらにACDは、舗装路(ターマック)、未舗装路(グラベル)、雪道(スノー)の各路面に対応した3種類の制御モードを設定しており、ドライバーがスイッチひとつで切りかえることができる。加えて、ラリーやジムカーナなどの競技レベル操作に答えるため、サイドブレーキを引いたときには作動制限力をフリーに近づける機構も採用、素早いサイドブレーキターンを可能にしているという。

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