ステートファーム保険会社がSUVなど大型車の傷害治療保険の料金を最大40%引き下げる、と発表して以来、消費者や保険会社の間に物議をかもしてきた。
これに対抗するかのように、保険会社最大手のオールステート、プログレッシブがSUV、ピックアップ、フルサイズバンなどのライアビリティ(衝突責任=事故を起こした場合に相手に与える損害を賠償するプレミア)の保険料を引き上げる、と発表した。理由はこうした大型車が衝突事故を起こした場合、相手に与えるダメージが普通車両よりも大きい、と判断されるため。
傷害保険は事故を起こした場合に事故車を運転していたドライバーにかかる医療費をカバーするもので、大型車ではケガをしても軽度の場合が多い、と保険料引き下げが決定された。しかし一方で衝突責任の保険料が上がれば、結局大型車オーナーの保険料は以前と変わらないものになりそう。