『日経ECO21』2001年1月号
税込み価格580円 発行:日経ホーム出版社
今月号では「ようやく見えてきた燃料電池の現実未来像」と題して燃料電池の今と未来に迫る。燃料電池車の操作はオートマチック車とほぼ変わらず、操縦性もガソリン車と差がなくなってきたというが、コスト面には大きな問題があるようだ。
まず最初にやってくるのはメルセデスベンツのバス『シターロ』の燃料電池仕様である。2002年から発売を開始し、3年間で20〜30台を生産する予定だ。このバスの価格、なんと8000マンエン!!
どのメーカーもとりあえず「燃料電池車を作り上げて、価格引き下げはその次」という状態だという。それもそのはず、燃料電池スタックの価格はまだ1キロワットあたり数百万円!! もするそうだ。
今後はキロワットあたり1万円を切る水準まで下げられるかどうかというのが課題であるという。