これがベントレー・ルマンだ!!(続)---でも勝てない、と幹部が

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現在フォルクスワーゲン(VW)傘下にあるベントレーが来年のルマン24時間耐久レースに出場すべく準備を進めている『EXPスピード8』。さらに写真と追加情報が届いたのでお伝えしよう。

レース車両の開発はアウディ(やはりVWグループ)が所有するノーフォーク・レーシング・テクノロジーで開発中だ。もここで作られた『R8』が今年のルマンで1-2-3勝利を飾ったのだった。

しかし情報筋によると、クローズドクーペのベントレー車は、オープントップのアウディ車とはまったく違ったものになるという。EXPスピード8はカーボンファイバー製バスタブ・シャシー、新開発の軽合金サスペンション(ここにカーボンを使うのは規則で禁じられている)、そして当然のことながら新しいボディをもつ。

エンジンはアウディが開発した600PS、3.8リットルV8ツインターボを流用するが、出力とトルクの増強、そして耐久車に必然の燃費向上のためにターボや吸気系は新しくされる。

ベントレーのルマン参戦計画は3年計画であり、ある幹部は次の6月に勝つチャンスは少ないと現実的な予想をたてている。「1年目での勝利を夢見たりしない。不可能に近い」と同幹部。開発期間があまりに短いため、ルマン前哨戦、あるいはウォームアップ・レースと呼ばれるようなイベントに参加することすらできないだろうという。

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