「電気は安く買え!」トヨタが指名入札、民間で初めて

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トヨタ自動車は30日、同社の子会社であるトヨタオートモールクリエイトが岐阜県柳津町に建設中で、来月10日に開業する大型ショッピングモール「カラフルタウン岐阜」で使用される電力の調達先を、指名競争入札で決定する方針を明らかにした。大口需要向けへの電力小売は規制緩和によって今年3月から自由化されているが、民間企業が単独で競争入札を行うのはこれが初めて。

カラフルタウン岐阜は、以前に豊田紡績の工場があった跡地に建設される商業施設。延べ床面積は12万平方メートルで、新車ディーラーにはトヨタの全ての販売チャネルとダイハツが、中古車ディーラーのカーロッソ、イトーヨーカ堂、東宝が運営するシネマコンプレックス、ナムコのアミューズメントパークなどがテナントとして予定されている。今回の入札は中部電力の他に、大手総合商社の丸紅、トヨタ系の豊田通商などが応札を予定している。

トヨタでは将来的には工場や本社ビルで使用される電力についても入札制を導入する方針で、今回のカラフルタウンがテストケースとなる。

《石田真一》

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