【パリ・ショー速報 Vol. 7】ショーカー・デザインが量産化されたルノー『ラグナ』

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地元フランスからの新型車デビューで注目の的はルノーのミドルクラス、2代目『ラグナ』だ。5ドア・ハッチバックセダンと、従来は「ネバダ」のサブネームでよばれていたワゴンが同時に発表された。

デザインは1995年のショーカー『イニシャル』のモチーフを多用しており、またボンネット先端や、リアウィンドウの輪郭(ハッチバック)、サイドウィンドウとリアコンビランプとの関連(ワゴン)など、グラフィック処理が巧みだ。

写真で見るとこういったグラフィックスがうるさいが、実物はシンプルで大胆な、幾何学的な造型処理を感じる。ルノーのデザインのボス、パトリック・ルケマンは「フランス的であること、それを確立することで国際的でありたい」という。その典型にして好例。

《高木啓》

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