ランサー、カローラ、シビック、パルサーなどコンパクトファミリーカーが今年5月から9月にかけ、相次いでフルモデルチェンジするが、従来設定していたベーシックタイプの1.3リットルモデルが軒並み廃止される可能性が強まっている。
いわゆる「エントリークラス」では、1リットルエンジンがメインとなり、ひとランク上の「コンパクトファミリーカー」は、出力に余裕がある1.5〜1.6リットルが今の主流だ。その中間に位置する形の1.3リットルエンジンは、エントリークラスに搭載すると値段が上がってしまうために敬遠されがちだし、衝突安全性の向上によってボディ剛性が増し、同時に車重も増してしまったコンパクトクラスだとパワー不足になってしまう。これらのような理由から、ニューモデルでは1.3リットルエンジン搭載車がカタログ落ちしてしまうものと見られる。