ドイツ・アウディグループは、売上げ高などを含む1999年度の会計結果を発表した。この発表によると、アウディは全世界で63万4973台を納車し、290億ドイツマルク以上(日本円換算で1兆5660億円)の売上げを達成したことになる。ちなみに前年度の売上げ高は272億ドイツマルクで、前年比で5.9パーセントの増加となった。 この好調さの裏には、アメリカ市場でのアウディ車人気があり、前年比で約39パーセント増となる6万5959台を販売、ドイツ国内でも25万7642台(前年比で5.5パーセント増)を販売し、全メーカーによるマーケットシェアを6.8パーセントに向上させている。 興味深いのは、子会社であるオートモビーリ・ランボルギーニ S.p.A. の売上げ高で、これによるとディアブロは1999年度に世界中で265台が販売され、前年比24.4パーセント増となった。一番安いモデルでも、日本では2250万円を超えてしまうディアブロが、それでも265台は売れてしまうという、この事実。世界規模で見れば、クルマ好きの金持ちはかなり大勢いるようだ。 ちなみに生産台数が最も多かったのはアウディA4で24万8428台、これにA6の16万1037台、A3の14万3333台と続き、ハイスピード時の横転事故の連発で訴訟ざたに発展しそうな勢いのあるTTは5万2579台が生産されている。 |