日本自動車輸入組合が発表した上半期(4−9月)の車名別輸入車新規登録台数は、『ゴルフ』『トゥーラン』などを投入したフォルクスワーゲン(VW)が前年同期比3.7%増の2万6586台でトップとなった。
まさに実直な走り。多人数を安全に、快適に移動させるためのファミリーカーとして理想形といえるほど。
14日に日本発表された新型VW『ゴルフ』。先に発売されたミニバンの『ゴルフトゥーラン』が本国ではゴルフワゴンの代わりになるといわれている。新型がベースのワゴンは今後登場しないのだろうか?
輸入車モデルが少ないコンパクトミニバンだけに注目度も高い。デザインはきわめてシンプルだがクオリティは高く、仕上げの美しさが光る。
トゥーランは、いかにもドイツ車らしい味だ。外観のラインはすっきりして無駄がない。カテゴリーとしてミニミニバンには入るが、日本のライバルより若干幅が広め。
硬めで背筋がピンと伸びるシート、立って座らせられるポジション、全長わずか約4.4mなのに、大人7人と荷物がそこそこ乗るパッケージングは「これぞゴルフ」。
2リッターは低速から非常にトルクがあり、7人フル乗車を考えるとこれぐらいのパワーは欲しい。でも、ミニバンにいつもフル乗車しているとは限らず、それならば1.6リッターでも十分だ。
VW=アウディの中核車種用新骨格はなかなかの力作。その上に3列シートミニバンをドイツ流に仕立てた。
VWの新しいミニバンといった認識で、それ以上のものを期待していなかったが、乗ってビックリ。ボクの知る限りトゥーランの操縦性はFF車の中で世界一よいと思う。
7人分の3点式シートベルトにヘッドレストを備え、乗員全員が安全に乗れる3列シートのミニミニバンとして、これからの日本車のベンチマークになるだろう。
VW『ゴルフ』の派生車種の計画が着実に進行している。ハッチバックよりも一足先に発売された乗用ミニバン『トゥーラン』は販売好調だが、さらに商用バンの『キャディ・ライフ』がジュネーブショーで初公開された。
フォルクスワーゲン(VW)『ゴルフトゥーラン』は、昨年秋に発表された新型『ゴルフ』(日本では未発売)とプラットフォームを共有している。
ブランド全体で「プレミアム」を前面に打ち出しているフォルクスワーゲン(VW)。しかし『ゴルフトゥーラン』は過剰に高級感をアピールするデザインではない。
フォルクスワーゲン(VW)『ゴルフトゥーラン』は、こう呼ばれるのは実は日本だけのことで、欧州市場では『トゥーラン』として販売されている。
16日に日本発表されたフォルクスワーゲンのミニバン『ゴルフトゥーラン』は、クラス初の輸入車ミニバンだ。プレミアムな輸入車にのりたいと思っていても、ミニバンの利便性を捨てきれず既存の国産ミニバンに乗っている人をターゲットとしている。