『eKワゴン』では室内に多くの収納スペースが用意されているほか、様々なアイデアグッズが装備されている。運転席ドアの前方にあるユーティリティポケットに用意される「プチごみ箱」はセンターコンソール下にも専用の取り付けフックが用意され小物入れとしても使用できる。
キャビンを長く見せるようにしたというスタイリングは、かなりシンプルな印象を受ける。三菱自動車デザイン本部プロダクトデザイン部チーフデザイナー、石井成久主管によると「研ぎ澄まされた道具が持つシンプルな美しさ」を表現したのだという。
軽自動車の次世代スタンダードを目指したという『eKワゴン』の一番の特徴は「セミトールスタイル」と呼ばれる、そのパッケージングだ。1550mmという全高はライバルのスズキ『ワゴンR』と比べて約100mm低い。
『eKワゴン』はモノグレード展開ということで、用意されたエンジンも1種類。3気筒SOHCエンジンに、3ATの組み合わせのみとなった。このエンジンは、『トッポBJ』に搭載している「3G83」からリーンバーン機構を外している。一見スペックダウンのように見えるが、乗用車開発本部・商品開発プロジェクトの篠倉崇主任は、「排出ガス軽減と、中速域のドライバビリティー向上のために通常のMPIヘッドにしました」と語る。
ロルフ・エクロートCOO(最高執行責任者)は「製品あってのターンアラウンド計画」と『eKワゴン』報道発表会でスピーチした。
三菱自動車工業は11日、新型軽乗用車『eKワゴン』と『エアトレック』が2001年度のグッドデザイン賞(日本デザイン振興会選定)を受賞した発表した。
三菱自動車は『eKワゴン』を三菱の軽自動車の柱として育成、シェア18%を目指すと明言した。主力の軽自動車の世代交代して軽市場でのシェア巻き返しを狙う。三菱の軽自動車は、『ミニカ』と『トッポBJ』が主力車種だった。三菱では、ekワゴンはこれらに代わる主力車種になると見ている。
三菱自動車は軽自動車『eKワゴン』を本日発表・発売した。園部孝社長が「新コンセプト」と呼ぶ「セミトール」パッケージングを採用する。
三菱自動車は11日に新型軽自動車の『eKワゴン』を売り出すが発売前に予約すると6万円引き、発売後だと3万円引きで販売する。グレードはATの「M」タイプひとつ。