
地域に応じた道作りに一歩---国交省が改正道路構造令案を公表
国土交通省は27日、道路構造令の改正案を公表した。今回の改正により、現在は両側4車線が原則の高速道路(高規格幹線道路)を追い越し区間つきの2車線構造で作ったり、乗用車と小型トラックに通行を限定したオーバーパス/アンダーパスなどを作ることができる。

モーダルシフト促進プログラム---トラックから鉄道へ船へ
国土交通省は、貨物輸送をトラックから鉄道や船舶に切り替える『モーダルシフト促進アクションプログラム』をまとめた。国交省によると、環境意識の高まりにも関わらず、トラックの輸送分担率(2000年実績で54.2%)はジリジリと上昇傾向にあるという。

販売済みのトラックも排ガス規制を強化します---国交省が検討開始
国土交通省が、ディーゼルトラックの使用過程車に対する排ガス規制強化を検討していることが8日、明らかになった。シャシーダイナモを使った新しい試験方法を開発し、規制項目も現状の黒煙のみからNOxやPMなどへ広げるという。今年中にシャシーダイナモを一部の車検場に試験導入し、試験方法や規制値を決めて数年以内の導入を目指す。

被害3億円、台数は今も不明---窃盗グループ壊滅へ
埼玉県警と茨城県警の合同捜査本部は9日、千葉県や茨城県を中心に1都5県で高級乗用車や建設用重機を盗み、海外に不正輸出するなどして転売していた自動車盗難グループ21人を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。

「SAS事故を防げ」国交省がバス・タクシー会社向けにマニュアル
国土交通省は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断・治療マニュアルを作成し、トラック・タクシー団体に配布した。同省によると、事業用トラックやタクシー運転手は全国で約135万人。「これまで、前方不注意や居眠り運転で事故処理していたケースでも、SASが関わっていたのでは」(自動車交通局)と見ており、今後も必要な対策を検討する。

【リミッター導入は是か非か】リミッター導入で事故が増える?
自民党にリミッター導入を見直す動きがある。国交省は「すでに94年からリミッター装着を義務付けている欧州では、事故が減った報告がある。日本だけ、どうしてトラックの速度を抑えると事故が増えるということになるのか、理解に苦しむ」と話す。

トラックの危険運転を自動報告---国交省が新安全管理システム
国土交通省は7日、トラックの過労運転やスピード違反などをリアルタイムで営業所が把握できる「リアルタイム安全管理システム」の実証実験を始めたと発表。データを収集し、危険な運転状況を察知した場合、車両側から自動車で移動体通信を経由して営業所へ情報が届く仕組み。

ゴミ収集車の燃料はゴミでまかなう!! 横須賀市が燃料転換実験
横須賀市は29日、民間企業と共同で進める「ごみ資源化プロジェクト」のひとつとして、家庭から排出される生ゴミを発酵させて生成したメタンガスを自動車用燃料として使用する実証実験を開始したことを明らかにした。

【ガイアックス税金裁判】ディーゼル原付なら非課税になる!?
裁判では、軽油取引税を規定している地方税法上の「自動車」の解釈も争われた。軽油引取税は「自動車の内燃機関としての燃料」として消費する場合にかかっており、漁船や農機具、あるいは研究施設やサーキット(ディーゼルエンジンのレーシングカーはないが…)で走らせる場合には非課税となるからだ。ただ、自動車の定義が明確ではなかった。

コマツ、既販売分の重機にイモビライザーを提供してATM襲撃防止へ
コマツは7日、パワーショベルなどを使い、銀行や消費者金融などの無人店舗を襲撃し、ATM(現金自動預払機)から現金を強奪する事件が多発していることを受け、同社の重機を使用する顧客に対して複製が困難なカギを無料で配布するサービスを開始した。