
【民営化最終提言】道路公団民営化で、気になる料金はどうなる?
道路関係四公団民営化推進委員会がまとめた最終提言が実現すると、ドライバーにとって最大の関心事である通行料は、平均で1割引き下げられることになる。提言では夜間料金、通行台数1万台以下の道路の通行料引き下げなど、具体的な策にも触れている。

【民営化最終提言】推進委、今井委員長辞任のなか異例の決着
道路関係四公団民営化推進委員会は6日、最終提言をまとめた。決定に先立ち、今井敬委員長は委員長を辞任して退出、松田昌士委員ら建設慎重派が提出した提言案が事実上の多数決で決まった。

予算要求は従来通り〜国交省、公団の本音がチラリ
国土交通省、道路4公団は28日にまとめた平成15年度の概算要求のなかで、第2東名の建設を含めて従来通りの予算要求を盛り込んだ。政府の道路関係4公団民営化推進委員会との隔たりはあまりにも大きく、国交省と公団の本音が出た。

【第3者機関中間答申案】で、高速道路の通行料はどうなった?
道路関係四公団民営化推進委員会の中間整理案で、ドライバーの関心が高い通行料については曖昧な記述になってしまった。やはり、国民負担(税金投入)の最小化を目指すのが目的だけに、値下げ幅や実現時期を明示できなかったようだ。

【第3者機関中間答申案】高速道路は上下分離で民営化へ
政府の道路関係4公団民営化推進委員会は27日、中間答申案をまとめた。道路資産の保有と債務返済を担当する独立行政法人と、同法人にリース料金を支払って“道路ビジネス”を行う特殊会社による「上限分離式」を採用する。

【第3者機関集中審議その2の11】永久有料は間違い---委員がメディア批判
審議では、“高速道路、永久有料へ”と報じたメディア各社に委員から批判的な声があがった。猪瀬委員は、新会社は債務の償還にメドがついた時点で「料金を限りなくゼロに近づけられる。永久有料との報道は、今の公団をイメージしたものではないか」と指摘した。

【第3者機関集中審議その2の10】で、高速道路通行料は安くなるの?
審議では、ドライバー最大の関心事である通行料問題も議論された。「当面は借金返済と引き受ける路線の建設に力を入れる」「新会社と道路保有機構との契約のなかで、通行料の値下げを明記すべき」「可能な限り建設を前倒しすべき」と、委員の意見は分かれた。

【第3者機関集中審議その2の9】国民共有の財産と言われても…本四処理
懸案となっている本州四国連絡橋公団の処理では、まず中村英夫委員が「あの立派な橋は国民共有の財産として考え、基本は国(の税金)でやるのがスジでは」と提案。地域会社内の料金プール制と地元負担という形で、誘致の“けじめ”を求める猪瀬委員と対立した。

【新聞ウォッチ】自工会も中国進出!?「北京事務所」新設へ

【第3者機関集中審議その2の8】ファミリー企業問題で猪瀬氏また吠える!
ファミリー企業問題の徹底解明を求める猪瀬直樹委員が、首都高速の管理費を5割削減した場合の試算を事務方に要請。日本道路公団から来ている事務局次長が管理費半減の根拠を求めたところ、「委員が出せと言っているんだ!」と事務局を一括した。