紙地図や旅行ガイドブックで著名な昭文社の子会社で、地図とナビゲーションのアプリをハードメーカー向けに提供しているキャンバスマップルがついにAV一体機に初採用された。クラリオンの『NX501』がそれだ。
AV一体型ナビという形態でありながら測位をGPSだけとし、さらにVICS機能にも対応していない。そんな常識破りの割り切りがアッと驚く実売価格6万円台を実現した。それがクラリオンのニューフェイスナビ『NX501』だ。
クラリオンの主力AV一体型ナビゲーション『スムーナビ』がこの夏、大変身を遂げて再登場した。設立70周年の節目に登場した新型機開発の狙いを、AV/NAVI商品企画グループの清水健良氏、商品開発室の野口岳則氏、デザイン部の八尋隆生氏、3名の開発者に話を聞いた。
クラリオン『Drivtrax P10』は、同社製PNDの最新モデル。ARM系の高速CPU(クロック数600MHz)を搭載しており、操作のレスポンスは既存モデルよりもスムーズになっている。
新型『スムーナビ』ではインターフェイスも大きく変更されている。メニューにはデザインやサイズに工夫を凝らしたアイコンが登場。ここから各設定モードに入っていくのだが、その過程は迷わずにすぐに入っていける親しみやすさがある。
エコカー人気が高まっている中、カーナビもエコ関連機能の搭載は欠かせなくなってきている。クラリオンの新型『スムーナビ』はそんな世の中の動きに合わせて、独自の「エコ運転アドバイス」を搭載するなど、内容を一新して登場した。
クラリオンがこの夏リリースした『スムーナビ NX710』は、プローブやGoogle のローカルサーチに対応した通信機能や、エコドライブ機能に加えてUIを大幅に刷新した意欲作だ。
クラリオンとザナヴィが合併したのは2009年だが、『スムーナビ NX710』は、同社製カーナビとしては初めてザナヴィ出身のエンジニアと共同開発を進めた機種となる。
クラリオン『スムーナビ』は、他社に先駆けて登場したメモリー対応AVN。09年夏に登場した新モデルは、ナビ機能/AV機能ともにブラッシュアップ。上位モデルのNX609は、AV機能・ナビ機能ともにHDDモデルに匹敵するスペックの持ち主だ。
NX809 では、地図を構成する配色やテクスチャやアイコンを見直し、デザインを一新。VGA高精細画面のクオリティを一段と引き上げた。Bluetoothケータイを介してプローブ渋滞情報取得が実現したことも大きなトピックで、地図データ更新が無償で行えるサービスも実施する。
メモリーをストレージに用い、充実のナビ機能とシンプルで使いやすいUI、そして優れたコストパフォーマンスで人気の『スムーナビ』。今年はナビ機能・AV機がさらにスペックアップを果たした。スムーナビの高機能化戦略の狙いを、商品企画担当の滝沢俊之氏に聞く。
高品質なUIと新技術をふんだんに取り入れたAV機能で、高い評価を得ている『クラスヴィア』。新モデルでは地図デザインをリファインすると共に、オンライン交通情報探索などの先進技術を投入。ナビ機能の進化について、担当エンジニアに話を聞く。
ルート案内の機能でNX609はHDDナビに劣る印象は少しも感じなかった。分岐点での案内は、通常の交差点拡大図だけでなく3Dでの表示にも対応。車線ガイドも使ってどの辺りを走行すればいいのかもきちんと案内してくれる。
メモリー型ナビもついにここまで来たか。そんな思いを抱かせたのがクラリオン『Smoonavi(スムーナビ) NX609』である。HDDナビに匹敵する機能を盛り込み、メモリー型ナビのハンデをほとんど感じさせない素晴らしい仕上がりを見せてくれていたのだ。
目的地を探す検索方法ではその多彩さに驚く。クラリオンのカーナビではすっかりお馴染みになった「お好みブランド指定検索」や効率よく目的地が絞り込める「文字抽出」など、便利で実用的な検索機能はその使い勝手に大いに貢献している。