11月29日にダイハツから発表・発売された新型『ミラジーノ』。レトロ調のエクステリアデザインが最も特徴的ではあるが、質感の高いインテリアも見逃せない。
11月29日にダイハツから発表・発売された2代目となる新型『ミラジーノ』の上級グレードには、先代にもラインナップされた、「ミニライト」と呼ばれるグレードがある。
全国軽自動車協会連合会が1日発表した11月の軽自動車販売(届け出)速報によると、今年1−11月の累計販売は前年同期比4.8%増の174万4726台となった。
「一番のライバルは、スズキの『ラパン』です。実はラパンが発売される前までは、初代ミラジーノは、そこそこ好調な販売だったのですが、ラパンが登場してから、少し落ち着いてしまいました」
新型軽自動車の『ミラジーノ』はレトロなスタイリングと質感の高いインテリアを採用し、女性をターゲットに開発が進められた軽自動車だ。その中でもメインターゲットとなるのは、30代前後の女性と50代から60代の女性。
29日にダイハツから発表・発売された2代目となる新型『ミラジーノ』。新型といっても、このデザインに見覚えのある方も多いと思う。03年の東京モーターショーに『XL−C』という名前でコンセプトカーとして登場していた。
ダイハツは“テイストカー”の第2弾として開発を進めた、新型『ミラジーノ』を発表、発売した。これは日常生活に「プチ贅沢」を求める女性の心に響く上質感を、軽自動車にも追求したもので、8月に発表した『ムーヴラテ』に続くコンセプトになる。
ダイハツ工業の山田隆哉社長は29日の『ミラジーノ』発表の席上、「来月にはトラックの『ハイゼット』も新モデルとなるので、軽自動車シェア30%に向けて取り組みたい」と、初の3割乗せの実現に意欲を示した。
ダイハツ工業は、クラシックな内外装の軽乗用車『ミラジーノ』をフルモデルチェンジし、29日発表、同日から全国一斉に発売する。価格は100万円を切るところからスタート、98万7000円から138万6000円まで。月販目標は3500台。
『XL-C』はクオリティを追求したスタイリッシュ、エレガントなスモールセダンだという。ぱっと見、軽自動車よりもひとまわり大きく感じられるXL-Cはサイズ的に立派な軽自動車。これはクオリティを追求しているため細部にわたる処理のレベルがワンランク上のコンパクトカーを感じさせるようだ。だから「K」でなく「C」?
軽自動車における経済性、合理性以外の価値---なかでもクオリティの追求を試みたのが、コンセプトカー『XL-C』。外板に樹脂パネルを多用した完全なスタディモデルだが、デザインの完成度は量産車レベルだ。
ミラ ジーノはクラシカルなスタイルで女性を中心に人気を集めている。今回、1000ccエンジン搭載車をラインアップに加えることで軽と小型の2タイプが揃うことになる。ダイハツの小型車はこのところヒット車がなく売れ行きはパッとしない状況。軽の人気車を格上げして小型車の販売拡大を狙う戦略だ。