サロン・アンテルナショナル・ド・ロト (Salon International de l'Auto) 、通称ジュネーヴ・モーターショーとは、スイス・ジュネーヴで毎年春に開催される大規模な国際自動車見本市(モーターショー)で、世界5大モーターショーの一つ。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジュネーブ・モーターショーに毎年エキセントリックなショーカーを展示して来訪者を楽しませてくれるのが、地元スイスのカスタマイザー、リンスピードだ。今年はポルシェをベースにして、ワゴン/ピックアップ転換ボディをもつ『ベドウィン』を制作した。
フィアットはプロジェクト「169」ファミリーの小型車、『ジンゴ』と『イデア』の2台をジュネーブで発表した。169のプロモーションを意図し、さらなる発展に期待を抱かせるのが『マラケシュ』コンセプトだ。169をベースにした4人乗りのリゾートバギーである。
ボルボ『VCC』(多機能コンセプトカーの頭文字)は、走りの高性能が燃費や環境負荷とトレードオフにはならないことを実証した。エンジンは2.6リットル直6(250HP)を搭載、いっぽうハイブリッドで燃費は15.4km/リットル、排ガス浄化性能は他車の排ガスまでクリーンにしてしまう。
三菱自動車の欧州における「ターンアラウンド」は順調だと、4日にジュネーブショー会場で開催された記者会見で、社長兼最高経営責任者のロルフ・エクロートは述べた。「三菱自動車の欧州事業が新たな進化の段階に入った。今後5年間に14車種を投入する」
三菱自動車は世界初披露となるコンパクトクラスのコンセプトカー、『CZ2カブリオレ』を出品した。2001年の東京ショーに出品した『CZ2』や今年のデトロイトショーに出品した『ターマックスパイダー』の流れをくみ、欧州で発売予定の新型コンパクトカーを示唆する。
オペルが発表した『シグナム』は、セダンとワゴンとのクロスオーバーといったところ。後席を倒してワゴンライクにも使えるフレキシビリティが特徴で、さらに高級セダンのような容姿も備えている。発売は今年の4月。
1996年の初代誕生から足掛け8年、2代目アウディ『A3』がフルモデルチェンジしてジュネーブに現れた。丸みを帯びていた先代デザインよりも硬質で精悍なイメージ。正式発売は今年の5月だ。
ジュネーブに現れた『B11S』は、スバルの顔、「台形グリル」が見当たらない。担当者は、今後のスバルデザインの方向性の一つであり、台形グリルが無くなるとも、B11Sのようなグリルに変わるとも今の段階では分からない、と答える。
アルファロメオ初の本格SUV『カマル』はスポーツカーとSUVとのクロスオーバー。ベースは『147』で、MPVとしても使える室内空間が特徴。アルファロメオユーザーからSUVがほしいとの声があり、それにマーケティング部門が応えた。ライバルはトヨタの『RAV4』だという。
ベントレーモーターズは、新型コンチネンタルGTをジュネーブモーターショーで一般向けに初公開した。これまでプロトタイプは報道関係者のみに見せ、一般公開したのはデザインモデルだったが、ジュネーブでは最終フォルムの実車を一般公開日にも展示する。10月から納車を開始する。
昨年登場した登場したルノー『メガーヌ』に開閉式ハードトップを採用した『メガーヌII クーペ−カブリオレ』が加わる。いわゆるコンセプトモデルではなく、実際に今年末頃発売を予定している。担当者は日本にも早く導入させたいと語る。
アルファロメオ『GTクーペ』は『147』と『156』と基本設計を共有する2ドアクーペ。ターゲットはミディアム・ハイのアルフィスタで、ベルトーネによるスポーティかつエレガントなデザインが特徴。年末にも発売を予定している。
プジョーの勢いは止まらない。『ホッガー』はターボチャージャー付きの4気筒HDiエンジンを前後に1基ずつ配置した2シーターオフローダーのコンセプトだ。排気量は合わせて2168ccで、最大出力は360bhp、最大トルクは800Nmをマーク。
マツダの『MXスポルティフ』は、『アテンザ』『デミオ』『RX-8』に続き、マツダの新世代商品群のうちのひとつとなる予告コンセプト。Cセグメントに属し、量産されれば主力車種となる。実質的には『ファミリア』の後継に当たる。今年中に全世界で販売される予定だ。