JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 坂口 正芳)は2025年8月6日(水)~8月28日(木)に実施した「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における一時停止状況全国調査」の結果を公開しました。
■昨年比3.7ポイント増。過去最高を記録するも、課題は残る結果に
今回の調査は、全国の信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両6,226台を対象に実施されました。その結果、歩行者が横断しようとしている場面で一時停止した車両は3,528台(56.7%)となり、過去最高の停止率を記録しました。
前年の調査時と比べて3.7ポイント増加し、35都道府県で停止率が上昇するなど、増加傾向にありますが、まだ4割以上の車が停止していないという調査結果となりました。
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全国停止率の経年推移(2016年~2025年)
調査方法や各都道府県の調査結果については以下ウェブサイトからご確認ください。
信号機のない横断歩道実態調査 2025(全国調査)
▶https://jaf.link/47w1cD0
※調査場所は各都道府県内2カ所ずつであり、市町村すべての道路で同様の数値(傾向)とは限りません。
■横断歩道では歩行者優先、歩行者も交通安全に努めましょう
道路交通法では、「横断歩道における歩行者優先」と定められています。本来、車両が横断歩道を通過する際は、横断しようとする歩行者がいる場合に、横断歩道の直前で一時停止し、通行を妨げないようにしなければなりません。また、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で停止できるようあらかじめ速度を落とすこともドライバーの責務です。一方で、歩行者側も、横断歩道を渡る時はドライバーにその意思を伝えたり、無理な横断をしないよう心がけたりと、お互いの安全を意識することが大切です。
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■車両は、横断歩道の手前30m以内で追い越し・追い抜きしてはいけません
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前方を走行する車両が横断歩道で一時停止している場合、歩行者の横断を優先している可能性があります。道路交通法でも、横断歩道の手前30m以内では前方の車両を追い越し・追い抜きしてはいけないと定められています。
横断歩道の手前には写真(例)のような道路標識や道路標示がありますので注意して運転しましょう。
JAFでは、「街を走るすべてのクルマが、歩行者に思いやりを持てる社会へ」を目指し、「思いやりティドライブ」プロジェクトを展開しています。詳細は以下をご覧ください。
思いやりティドライブサイト▶https://jaf.link/49mFFiI
JAFは今後も交通事故防止・交通安全啓発活動を積極的に進め、安全で安心な交通社会の実現を目指してまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES
