
2030年のトレンドを予測し、未来起点で中国ビジネスを支援
2025年11月10日
株式会社 電 通
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)は、「電通未来曼荼羅 中国版」の提供を本日より開始します。本ツールは、当社が国内で提供してきた中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅」※1をベースに、中国市場特有の社会課題や生活者意識を反映し、再構成したものです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202511068572-O2-Zyy3X2rU】
「電通未来曼荼羅」は、「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4カテゴリー全72のトレンドテーマを網羅的に分類し、それらが未来にもたらす変化や重要になる視点をまとめています。これらを起点に企業課題を設定することで、不確実性の高い社会であっても、中長期的にとるべきアクションを明確化することができます。
今回の「電通未来曼荼羅 中国版」は、電通と電通クリエイティブ・チャイナが共同で制作したツールです。中国特有の市場環境分析とグローバル規模で注目される社会課題の視点を掛け合わせて、5年後2030年の中国市場を先読みする視点を提供します。中国の生活者データや社会動向を基に、中国市場における今後の展望や商機について多角的な分析・示唆も盛り込んでいます。これにより現地クライアントおよび中国市場へ新たに進出する、または中国市場でのさらなる事業拡大を目指す海外クライアントは、本ツールを活用することで、未来起点で新規事業やサービス開発を推進することが可能となります。
今後、電通と電通クリエイティブ・チャイナは、本ツールを用いたコンサルティングサービスやセミナーを通じて、電通グループ※2ならではの価値を提供し、中国におけるクライアントの事業成長に貢献していきます。
<中国市場におけるトレンドテーマ例>
◆人口・世帯:第二次「人口ボーナス」の創出
少子高齢化が加速する中国において、教育など「生産年齢人口の人的資本向上」と、定年延長や消費行動による経済牽引といった「老年人口の人的資本最適化」を通じた「新たな経済成長の原動力」創出が求められている。
◆社会・経済:「国内市場の好循環」と「海外市場における存在感拡大」の両立
これからの5年間で中国経済は国内市場と海外市場が連携しながら成長する循環型の安定成長軌道に。中国ではIT・デジタルサービスを中心に国内消費が活性化し、海外市場進出もさらに拡大路線へ。
◆科学・技術:「人間性」と「先端技術」の関係性の進化
AIの進化や、AR・VR技術の日常生活への浸透が進む一方で、反動としての「リアリティの魅力」がより重視される。中国市場における「人間性」と「先端技術」の関係性の進化について注視。
◆まち・自然:地域の「傾斜発展」から「平等成長」へ
沿岸部の「大都市圏を中心とした発展」から「各地域が共に成長する」フェーズに移行し、地域格差の解消が経済成長の新たな動力源に。
電通グループは、クライアントの変革や成長を支援するビジネス・トランスフォーメーション(BX)サービスのグローバル展開を、昨年から本格的に推進しています※3。日本で10年以上前から積み上げてきた実績・知見を基盤に、3つのコア領域(「事業変革」「企業変革」「サステナビリティ戦略」)において卓越した専門性を有する、唯一無二の「グロース型コンサルティングサービス」です。今後も、クライアントが直面するさまざまな課題に対して、クリエイティビティ・実行力・データ&テクノロジーといった電通グループの強みとマーケティング視点を掛け合わせ、最適なソリューションを提供すべく、BXのグローバル展開を強力に推進していきます。
※1 2025年2月19日「2035年のトレンドを予測し、未来起点の経営戦略に生かす 「電通未来曼荼羅
2025」発表」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2025/0219-010848.html
※2 持株会社である株式会社電通グループ、および同社の国内外連結子会社720社の総称
※3 2024年6月18日「電通グループ、顧客企業のビジネス変革を支援する ビジネス・トランスフォーメ
ーション(BX)サービスのグローバル展開を本格開始」
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/001226.html
以上
