第7回「堂島こどもアワード」絵画作品 募集スタート!
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507142132-O1-a1p0a9Px】
堂島リバーフォーラム(大阪市福島区)は、子どもたちの豊かな感性と自由に広がる想像を応援するアートコンテスト「堂島こどもアワード」の第7回目となる絵画作品の募集を、2025年8月1日(金)より開始いたします。
今年のテーマは
あ・り・が・と・う!!!
わたしだけのラッキー!!!
未来の地球におねがい!!!
3つのテーマから、心にぴったりくるものを選んで、感じたことや好きなことを、思いきり自由に表現してください。描いた作品は、応募用紙を裏面に貼り付け、郵送でご応募いただけます。 表現方法に制限はありません。絵の具、クレヨン、色鉛筆……自分らしいやり方で、世界にひとつだけの「絵」を描いてください。
応募対象は、全世界の小学生(1年生~6年生)。
受賞作品は、堂島リバーフォーラムでの展覧会にて展示されるほか、各賞ごとに副賞も贈呈されます。
募集要項
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103085/202507142132/_prw_PT1fl_d3178i7G.png】
審査員
井上 洋一 奈良国立博物館長
1956年神奈川県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得。1985年東京国立博物館学芸部考古課先史室研究員に任官。その後、先史室長、教育普及課長、企画課長、九州国立博物館学芸部長、東京国立博物館学芸企画部長、副館長などを歴任。2021年4月から現職。また、平山郁夫シルクロード美術館、大和文華館、松伯美術館の理事、國學院大學大学院非常勤講師、日本ユネスコ国内委員会委員、ICOM日本委員会理事なども務める。これまでにさまざまな特別展の企画・運営に関わってきたが、近年では『縄文―1万年の美の鼓動―』2018年、『ポンペイ』2022年、『日本の美の原点』2023年、『古代メキシコ―マヤ、アステカ、テオティワカン』2023年などに参画。美術に関する著述では『日本美術館』(小学館)、『日本美術史』(美術出版社)で縄文時代から古墳時代の美術を担当。
千住 博 画家/日本藝術院会員
1958年 東京都生まれ。1987年 東京藝術大学院後期博士課程単位取得満期退学。1995年 第46回ヴェネツィアビエンナーレ 名誉賞受賞。2003年「大徳寺聚光院の襖絵」展(東京国立博物館)。2006年 第6回光州ビエンナーレ(韓国)。2011年 軽井沢千住博美術館開館。第5回成都ビエンナーレ(中国)。2016年 薬師寺国宝東院堂、展覧会。2017年 イサム・ノグチ賞受賞。2021年 日本芸術院より「瀧図」(高野山金剛峯寺襖絵)に対し令和二年度(第77回)恩賜賞および日本芸術院賞受賞。 出雲大社に奉納。 シカゴ美術館「千住博展」。2022年 日本藝術院会員就任記念「世界は色彩に満ちている 千住 博展」開催。2023年 ヴィクトリア&アルバート博物館(英国)に作品が収蔵、常設展示始まる。これまでに作品はメトロポリタン美術館など、世界の主要美術館に収蔵、常設展示されてきた。
審査員からのメッセージ
数万年も前、わたしたちの祖先は、どうくつの壁や天井に馬や野牛や鹿などの動物をたくさん描きました。そこには多くの動物たちがとれますように、そして豊かな生活が送れますように、といった当時の人々の願いがこめられていました。絵にはみんなの願いを叶えたり、元気にしてくれる不思議な力があるんですね。そして私たちは絵を見ることで気持ちが落ち着いたり、逆に高ぶったり、いろいろなことを考えさせられたりもしますよね。でもそれが絵の持つ魅力だと思います。今回、みんなのいろいろな思いが込められた素敵な作品に出会えることを楽しみにしています。
井上 洋一
奈良国立博物館長
絵は、ことばでもあらわせないような心のうちがわが、しぜんに出てしまうものです。そしてそれは、かならずほかのだれかにもつたわるものです。つまり絵をかくということは、君にはわかってくれる友だちが世の中にいっぱいいるということをおしえてくれます。その新しい友だちは、だいがくの先生だったり、美術館の館長だったり、外国の人たちだったりします。これが絵をかくすばらしさです。絵をかいて、新しい友だちとであいましょう。きみたちの作品をまっています。
千住 博
画家/日本藝術院会員
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賞の紹介
大賞( 低学年の部/高学年の部 各1名)
旅行券 100,000円分
優秀賞( 低学年の部/高学年の部 各1名)
自転車
審査員特別賞 (低学年の部/高学年の部 各2名)
リュック
堂島リバーフォーラム賞(全体から1名)
家族で楽しむ 思い出お食事チケット(4名様分)
佳作( 低学年の部/高学年の部 各10名)
文具セット
入選( 低学年の部/高学年の部 各10名)
文具セット
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上段左から低学年大賞、高学年大賞
下段左から低学年優秀賞、高学年優秀賞
展示会
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103085/202507142132/_prw_PT2fl_QvTw54v7.png】
主催=堂島リバーフォーラム
企画・制作=堂島リバーフォーラム
協賛:サントリーホールディングス株式会社/コクヨ株式会社/オニツカタイガー/大和リビング株式会社/摂津倉庫株式会社/アートチャイルドケア株式会社/株式会社プランナーズインターナショナル
主催者よりご挨拶
こどもたちの想像力が、未来の光になるように。
- 第7回「堂島こどもアワード」に寄せて -
堂島リバーフォーラムは、水の都・大阪の川辺に2008年に誕生して以来、たくさんの方々に見守られながら、少しずつ歩みを重ねてまいりました。気づけば17年の歳月が流れ、いま、18年目の扉を開いています。
これまで、さまざまな芸術文化と出会い、その魅力を発信してきたなかで、「堂島こどもアワード」は、私たちにとって特別にあたたかな存在です。第7回目を迎えるこのアワードには、子どもたちの心の奥にある、まだ形にならない想いや、自由に広がる想像の芽に、そっと光を当てたいという願いが込められています。
ヨーロッパの美術館を訪れると、床に座ってスケッチをする子どもたちや、作品の前で目を輝かせる姿に、よく出会います。芸術が暮らしのなかに自然と息づいているその風景には、ぬくもりとやさしさが満ちていて、見るたびに心がほどけていくのを感じます。それに比べると、日本ではまだ、子どもたちが芸術にふれ、のびのびと表現できる場が限られているのが現状です。
けれども、だからこそ。
他者を思いやる心や、違いを認め合うまなざし、そして目に見えないものを想像する力が、今という時代にこそ、より深く求められているように思います。分断や孤独が広がる世界のなかで、芸術には、心をつなぎ、そっと支えてくれる力があると、私は信じています。
今回も、奈良国立博物館長・井上洋一氏、日本画家・千住博氏という、尊敬するお二人から、あたたかなご協力をいただけることになりました。そのまなざしの深さと広さに、心から感謝申し上げます。
私たちはこれからも、こどもたちのまっすぐな感性と、そこから生まれる小さな表現の芽を、ていねいに見つめながら、そっと寄り添っていきたいと思っています。
堂島リバーフォーラム
古久保ひかり