『ES3』はトヨタが世界に提案する環境対応コンセプトカーだ。9月のフランクフルトモーターショーで一足先にデビューを果たしているが、東京モーターショーでも注目を集めるのは間違いのないところだ。
『SUP』がデザインされたのは、アメリカ西海岸サイプレスにある三菱のデザイン拠点MRDA=三菱リサーチ&ディベロップメント・アメリカ。外観はテクノ調(デザイン本部、オリビエ・ブーレイ本部長)、素材感からもSUPが新しいカテゴリーをめざしていることがわかる。
ミューズは、ダイハツが新提案する軽の高級車。全高を1510mmと高く取り、室内スペースを確保した上で、ボディ上部を絞り込み、15インチホイールを与えることで、軽自動車らしからぬ踏ん張り感を演出したボディ・デザインがセールスポイントだ。
三菱『スペースライナー』をデザインしたのは東京都下にある、多摩デザインセンター。三菱がモーターショーごとに提案しているスペース系コンセプトカーだが、デザインは5月に就任した新デザイン本部長、オリビエ・ブーレイが監督した。
今年2月のシカゴ・オートショーで参考出品されたクロカン4WDスポーツモデル、『RSC』も東京モーターショーに登場する。RSCとは「ラギッド(頑丈な)・スポーツ・クーペ」の略。
「それまでのデザインよりアグレッシブにしたかった」と『RX-8』の量産型デザイン開発を指揮した前田育男チーフデザイナーはいう。『RX-8』デトロイト仕様からの違いですぐ目に入るのがグリルだ。
『CZ3ターマック』をデザインしたのは多摩デザインセンターだ。フロントマスクはこれからの三菱のデザイン・アイデンティティ(とくにスリー・ダイヤモンドの処理)を主張する。これは今回のコンセプトカーに共通。