村田製作所は、2026年10月13日(火)から16日(金)にかけて幕張メッセで開催される「CEATEC 2026」に出展する。
CEATEC 2026のテーマは「Transformation」。同社はブース番号7H340にて、独自技術やパートナーとの共創によるデモンストレーションを通じ、次世代につながる新たな価値を提案する。
AIやロボティクス、IoTの進展により、人やモノの情報を取得・活用して新たな価値を生み出す期待が高まる中、同社は5つの技術を主な出展内容として紹介する。
■超音波透過メタマテリアル
金属や樹脂など、通常は超音波が透過しにくい材料の向こう側を超音波で検知できる新素材だ。壁となる材料に重ねることで超音波の透過率を高められる。非破壊検査や流量計、バイオメディカル分野など、超音波センシングの活用範囲を広げる技術として注目される。
■生体の微量物質をキャッチするウェアラブルデバイス
グルコースやアルコールなど生体内の微量成分を高精度に検出できるウェアラブルパッチの技術だ。独自の酵素を用いた構造により、従来は簡単に測定できなかった微量成分を高精度に捉えられる。ウェルネス分野への貢献が期待される。
■RFIDセンサタグ
バッテリーレスかつ無線で温度・湿度・歪みのセンシングが可能なタグだ。従来はリアルタイムでの把握が難しかったボルトの緩みやコンクリートの状態をモニタリングでき、点検・保全の効率化に貢献する技術として期待されている。
■ニューロモルフィックセンシングシステム
生物の神経系や感覚器官の情報処理の仕組みに着想を得た技術で、大面積かつ高密度のセンシングを超低消費電力・低遅延で実現する。シート上の温度分布をリアルタイムで検知し、ヒューマノイドロボットの電子皮膚や設備の温度分布監視などへの応用が期待される。
■サーモホン搭載AMRの障害物検知
熱によって超音波を発生させるデバイス「サーモホン」を自律走行ロボット(AMR)に搭載し、近距離の障害物を検知するソリューションだ。1cm~2mの測距を高精度で実現し、カメラなどの光学式センサでは捉えにくいガラスなどの透明体や、眩しい環境での周囲検知も可能とする。
なお、出展アイテムはいずれも開発品であり、製品の仕様や外観は予告なく変更される場合がある。
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行う世界的な総合電子部品メーカーで、材料開発からプロセス開発、商品設計、生産技術まで独自の技術基盤を持つ。



